毛替えのせいではありません!
お仕事や学校の勉強が忙しくて、なかなかバイオリンのケースを開けられずに しばらくバイオリンの練習をお休みしてしまうことがあります。
そして、しばらくぶりに蓋を開けてみると、弓の毛が、ばらばらと切れてしまっていることが、本当にまれにあります。
毛替えのせいかな?とお考えの方が ときどきいらっしゃいますが、毛替えのせいではありません。
冬に、ステキなセーターやオーバーコートを食べる虫さんが、弓の毛も食べてしまうのです!
松ヤニがあまりついていない、弓先や弓の元の方が大好きで、食べられた後は、毛がばらばらと切れてしまいます。
普段から、ケースの中をきちんとしておくことはもちろんですが、食べられそうなものは置かないように気をつけてくださいね。
食べられてしまったら、もう一度毛替えをしてもらうしかありません。
そのとき、バイオリンのケースの中身を全部出して、一度きちんと掃除してくださいね。
虫が出ないように、きちんと処理して、それから、楽器や弓をしまうことをお勧めします。